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「アップ終わったね!
じゃあ、一応ポジション確認ね」
ピッチャー
キャッチャー
ライト
…つぎつぎに呼ばれていく
「…で、琳ちゃん!!」
『?はい』
「琳ちゃんは何が出来るかしら」
あっ
まだ、運動出来るぐらいしか話してなかった
『えっと…全部……出来るかな……?』
「「!!?」」
みんな目を見開き、嘘だろって顔をしていた
ただ一人を除いて
「ほんとっすよ。監督」
沈黙を破ったのは孝介
うん
このこと、知ってんのは孝介と浜にぃくらいだもんね
ギシギシ荘のときは、ピッチばっかやってたから廉は知らないし
「んじゃ、見せてもらいますか。まずは、ピッチから!」
『キャッチは阿部君だよねっよろしく!』
「ああ、………ほんとに全部出来る女なんているのか…?」
『いっくよー』
シュッ――
――パンッ
「……合格。120ちょいは普通にあった。ピッチは、その辺の素人よりは…というか、男だったら部員にほしいくらい」
「そう…、すごいはね!次はキャッチお願いしていいかしら」
『はい!』
ベンチに戻ると、志賀先生が防具を用意して待っていた
しのちゃんに手伝ってもらい防具を着け終わるとがしゃがしゃとおおきな音が気になったので、なるべく音をたてないように走ってみんなのところに向かった
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