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「へぇ
じゃーさ、じゃーさ
今、家に二人っきりってこと?」
あー…
孝介考えてる考えてる
「琳ちゃんっ時間時間!」
『うわっヤバ!!』
しのちゃんに教えて貰ったときには、もう授業開始5分前をきっていた
「行くぞ!」
「やっべー!!」
「い、急がな、きゃっ」
五人で弁当片手に廊下を走る
はたからみれば、すごい光景だ
「『「遅れましたー!」』」
ガララララ
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン…
「ギリギリセーフだな」
『田島……廉としのちゃん置いてってる……』
え。と、みんな周りを見渡す
廉としのちゃんはいない
「ハァ…ハァ…当たり前だろ…ハァ…ハァ…俺でもついてくので精一杯だったんだから……なんで、おまえら息ひとつ乱してねーんだよ……」
全く最近の球児は…
と、語りたくなったが孝介がもう授業中だぞと耳打ちしてきたので、仕方なく辞めた
しばらくすると、廊下を走ってはいけないということで、歩いてきたいい子なしのちゃんと廉が教室に戻ってきた
けど、何故か時間に間に合ったあたしたち三人が怒られた
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