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西浦高校
『行ってきまーーすッッ』
「…行ってくる」
今日は、あたしの……
いや、あたしたちの入学式なんだ
『こーすけッ早く乗してー』
もたもたと、眠そうな瞳を擦りながら自転車の鍵をあける孝介
うん。かわいい
「るせーな。あと10秒待て」
ガシャン
10秒なんか待たずに孝介の後ろに乗るあたし
『とうっ』
「うをぉッッあぶねーじゃねーかアホ!
ったくしょーがねーヤツだな
ほら。しっかり捕まれよ」
『うんっ』
ぎゅっ
「ばっおまっ/////
当たってんだよっ///」
『んー?なにぃー?』
孝介の言葉は自転車の音で掻き消され、聞こえなかったあたしは孝介の顔に耳を近づけた
訂正
聞こえなかったフリをしたあたしはわざと孝介にくっついた
「!?//////」
『孝介の変態。
……大好きだよ
ほら!
さっさとこぐこぐ!!』
「わーってるよ////」
「そーいや、
お前さっき
変態とかいってなかったか?」
ビクゥッッ
『な・なんのことでしょうか?;;』
「明日から、オレの弁当作れよ。卵焼きは必需品だからな」
いやいやいやいや
言われなくても、作る気でした
卵焼きは必需品か…
かわいいな
オイ
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