ボクラノカコ

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ピーンポーン 静かな家に高い音が響いた 廉が帰ってきたのかな ガチャ 『はーい。どちらさまで……』 「琳っ!!!」 目の前には、全身汗まみれで大きなバックを持った幼なじみ ……と、知らない整った顔の男の子 『あっ、廉おかえり。 はじめまして 修吾くん』 「うんっただいま」 「はじめまして もう知ってるとは思うけど、廉と同じ学校の野球部の叶修吾です よろしくお願いします」 『ふふっよろしくね あたしは一応タメだから敬語はいらないよ? さ、立ち話もなんだし上がって上がって』 リビングに通し、コップにアクエリアスと氷を入れ、おぼんにのせ運んだ 二人とも運動部だからアクエリアス飲むよね? 『暑かったでしょ どーぞ』 「ありがとッ」 『あざーす』 「叔母さんたちは?買い物?」 『ううん、仕事。遅くなるらしいよ』 こんな会話をしていたら修は驚いた顔をして口を開いた 「琳さんすげー… 廉が普通に喋ってる… オレでも、たまに普通になるぐらいなのに…」 『ふふっ琳さんなんて恥ずかしいじゃん////琳って呼んでよ。あたしも修って呼んでいい?』 さりげなく言ってみたら、簡単に了承してもらえた 「昔・からだ・からッよく?わかん・ないッ」 「あ、また戻ってる…オレも付き合い長いけど、琳って特別なんだな」 「……」 『特別かぁ…だったらいーなぁ…でもね修』 「?」 『今の廉には修が必要なんだよ。修は廉の…友達何でしょ?これからも廉をよろしくね』 廉はまだ沈んだ顔をしていたけど、二人ともあたしの顔をみて聞いてくれた 二人は黙ってしまったのであたしは話を変えた
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