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私の名は巻元章徳、25歳のベテランニートです
最近留年しまくってた超二流大学を卒業したものの、就職先を見つけられずニート生活なのである
そのうえこの年で親に説教され、情けなすぎる優しきお兄さんである私は今適当に仕事を探していた…
父親
『章徳、仕事をさっさとさがさんか!!』
巻元
『わかったわかった…』
今日もうるさい糞爺
父親
『最近は不景気でリストラされるオッサンが多いらしいからな!!早く探さんとずっとそのままだぞ!!』
巻元
『はいはい、あっ電話だ』
父親
『話を聞けぇぇぇ!!!』
私の携帯からかかってきた相手は中学、高校の時の親友(仮)だった山本、高校卒業時に一流大学に行ったがその後電話を全然かけてきやがらなかった野郎だ
巻元
『で、山本どうした?』
山本
『実は俺…明日教員試験受けに行くんだわ…』
巻元
『へ~』
マジでどうでもいいわ!!この野郎!!
山本
『お前明日暇なら一緒に受けに行かない』
巻元;
『なんで…』
山本
『いや、1人は寂しいしさ…』
巻元
『仕方ねぇな、一応行ってやらぁ…(この野郎…この俺が受かる訳ないだろが…コイツ自分が受かった所を見せつけてぇんだな!!山本落ちろ落ちろ落ちろ)』
山本
『やった、サンキュー!!じゃあ明日よろしくな!!』
ガチャ
巻元
『明日は山本も涙で溢れるだろう…
(落第祈願出しとこ)』
父親
『誰から電話だ…』
巻元
『山本だよ』
父親
『とりあえずなお前はな…』
巻元
『(また説教だこの親父は…)』
今日は一日中この糞親父の話を聞かされた挙げ句に私は寝不足でストレス限界突破で翌日試験会場に行ったのである
山本
『オッス、巻元、久々!!』
巻元
『うるせぇボケコラ』
山本
『昨日かなり勉強してきたからな、今日は一緒に受かって教師になろうぜ!!』
巻元
『そうだな…(ふふふ無理だ無理だ、俺は昨日祈りに祈ってきたから貴様と俺は一緒に共倒れだガハハ)』
山本
『おっ、もう時間だ、試験会場に行かなきゃならないな』
巻元
『……』
私出来損ない巻元とこの高学歴山本青年と共に試験会場入りを果たした
私達はここでゴールラインを切るのだ
試験官
『皆さん、今回の試験はカンニング禁止ですので気をつけてください』
山本
『よし、教員免許を取りにいくぜ』
巻元
『無理だっつの』
テスト用紙が配られ、試験が開始!
私は適当に書き、山本が必死でかいている間は私はお昼寝タイム
山本
『く…わからん…』
巻元
『はいはい(出来るだけ頑張れ)』
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