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「誰それ?昨日の太陽?ほんと知らないの?」
「知らないよ。始めて話したんだもん。
ムカつかない?」
「えー?分かんない。
だって、確かに正しいもん」
「でも、言い方ってもんがあるじゃん!」
「まぁ…ね。もしかしたら、中学生とかじゃない?」
「えー?それじゃ、私が中坊に諭されたわけ?」
「そっか。中学生以下ってことか」
「マナミぃ?」
「ごめんごめん。
でも、言った方がスッキリするんじゃない?」
「無理。アド消しちゃったし」
「じゃあ、私のケータイからかければ?
したら奴も出やすいでしょ」
「まぁ、確かに」
有り難い話だ。
だけど、なぜだろう。
話すことができると知った途端に、この胸のざわつきのようなものが起こったのは、なぜだろう。
「じゃあ、夜に。
それまでに何て言うか考えときなよ」
「うん。ありがと」
それから1時間。
『さよなら』という言葉以外に、何も話す言葉が見つからない。
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