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結局、私は昨日の太陽さんに背中を押され、そしてアドバイスを受けた。
不思議なくらい的確で、今覚えば、あの怒らせるような態度がなければ、私は動く事はなかったかもしれない。
彼への興味がつきない。
『あの、もしよければ友達になりませんか?』
『その前にひとつ。
さよならできました?』
『お陰様で。
ありがとうございました。』
『じゃ、いいですよ。』
なぜ、それが条件のように聞いてきたのかは分からないが、これで彼以外の事を考える時間ができた。
初めは、私は面接官のように質問し、彼はそれに答えた。
やはり、私が感じた通りだったかもしれない。
私を怒らせたあの態度は、その後なく、どの答えも誠実で優しい。
彼氏だった、ユウとは違う。
気遣うような優しさではなく、まるで自然。
彼は、私を知っている。
私の事を理解している。
それはまるで、私の中から生まれた、理想の男性だった。
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