プロローグ! 驚異の常識ブレイク!!

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俺の席に戻ると、席の後ろに何やらみんな集まっていた。 「にしても、あーちゃん。今日はフキゲンだねぇ。もしかしてアレの日だったり──」 ゴスッ…。 「ずみまぜん…」 「全く…何であんたは私が不機嫌=アレになってるのよ」 「いやー、思い付くのそれしかなくってさー。やはは」 今苦笑いを浮かべながら話しているのが、このクラスの委員長の花崎木葉。 人一倍というより人何十倍テンションが高いハツラツとした女の子だ。 好きなのは賭け事や罰ゲーム、スポーツに絵画、さらにはゲームと幅広い趣味を持つのもこの子の特徴とも言えるだろう。 朝に競走を提案をしたのもこの子である。 「ホントにもう…。夏休み中に冬乃ちゃんの影響受けすぎたんじゃないの?」 そしてため息を吐きながら話すこの子は橘飛鳥。 生まれつきだという真っ白な髪と、真っ赤な瞳が特徴の女の子。 少し強気なとこやツンツンしてるとこもあるが、実は虫が苦手という可愛らしいギャップを持っていて、一部生徒の間では多大な人気を誇っている。 「そういや今日はまだ雅を見てないけど、どうした?」 「あぁ…雅ならさっき部室の方に行ってたわよ? 多分くつろいでるんでしょ。元々はあの部室雅の部屋だったわけだし」 ……なんかあいつがソファで座りながら紅茶を飲んでる図が浮かんできた…。
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