プロローグ! 驚異の常識ブレイク!!

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しばらく生きた心地のしない空間が続き、俺たちはずっと正座をし続ける。 そして、教室の扉が開いたことでその空間は終わりを迎えた。 「ちーっす!」 「死ね瀬山ぁぁぁあああっ!」 『なんか腹立つんじゃゴラァァァアアアッ!!』 扉を開けて入ってきた人物に文房具を投げつける。 「うぉっ!? な、なんだ!?」 『チッ…外したか…』 「朝から物騒なクラスだなぁっ! 危うく死ぬとこだったじゃねぇかっ!」 文房具を華麗に避け、叫び散らすこいつは瀬山大地、以下略。 「略すな! ちゃんと紹介しろよっ!!」 じゃぁ、こいつは瀬山。世界遺産にも登録されそうなくらいアホだ。 「酷すぎるっ!」 「文句が多いなお前は。名前を出してやっただけでありがたく思え」 「あんた何でそんなに上からなわけ!?」 「瀬山限定だZE★」 「そのノリやめてくれませんかねぇっ!」 瀬山は息を上がらせながらもツッコミをしてから俺たちに合流した。 「どうした瀬山。息が上がってるぜ?」 「誰のせいだ、誰のっ!!」 「誰のせいだ? 知ってるか、藍羅?」 「ううん知らなーい」 「……お前ら………っ!」 「ってかお前よく登校時間間違えないで来れたな」 「は? 今ってHR明けの休み時間じゃないのかよ」 『……………………………』 瀬山…俺は時々お前のアホが憎らしく感じるよ。
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