プロローグ! 驚異の常識ブレイク!!

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そして、その戦闘狂と化したバカ一同を制裁するのは決まってある人だ。 そのある人はチャイムが鳴ると現れる。 「あ、来ちゃった…。あーちゃん、逃げるよっ」 「わかってるわよっ。梨沙も早くっ」 「…わかった…」 何かを察知したのか、藍羅と飛鳥、梨沙の三人は席を立ち教室の陰に逃げ出した。 「ユッキー! 生き残ってねっ!!」 「死ぬんじゃないわよ、幸人!」 「…幸人…またね…」 そうそれぞれに言い残し、三人は姿を消した。 「お前ら逃げるなよっ!!」 『死にやがれぇぇぇえええっ!!』 「うぉっと!!」 飛び交う文房具。 その混沌ともいえる戦場が続く最中、教室の扉が開いた。 マズイ…来た………っ! 「HRを始めますよー。うるさい生徒は痛い目に遭うゾ♪」 その時、戦場に超小型核弾頭が撃ち込まれた。 シュッ…ちゅどーん! 『うわぁぁぁああああああああっ!!』 これにより戦闘は終了。 この戦闘での負傷者は、瀬山大地…爆死。以下男子全員重傷という破滅的結果となった。 「早く着席しないともう一発逝っちゃうゾ♪」 キランと怪しく輝く核弾頭…もとい白い一本のチョーク。 そのチョークは俺たちに死をもって争いの愚かさを知らせたのだった。
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