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「…へー!この子が理事長の…」
「可愛…い…じゃん」
「全く起きないな」
私の頭の上から無数の声が聞こえる
沢山の声達に違和感を覚え、私はゆっくりと目を開いた
「わっ!起き…た…!?///」
「な//」
「これは……//」
沢山聞こえたと思ったら私の目の前には三人の男の人
あれ?誰この人達…
確か私、親戚のおじさんの学園の寮に住んでて…
今日入学…の筈だけど
「あの…貴方達誰ですか?」
よく見れば三人共アイドル並みのルックス
でもなんでか皆顔が赤い
「あ、勝手に部屋入って悪ィな。
俺らはこの学園の生徒会メンバーだ」
「先ほど理事長に貴方と貴方の弟さんを生徒会のメンバーに入らせたいと言われまして」
「寮を出る前に伝えとこうと今に至るのさ!」
理事長から、か
断れないなぁ。まぁ全額免除してもらってるんだから断る気はないけど
「分かりました。私も弟も生徒会に入らせてもらいますね。わざわざありがとうございます^^」
私がそう言い、三人は共に軽く解釈すると私からパッと目線を外した
「………?」
私は訳がわからず少し不安になった
もしかして寝癖がスゴいのかな
それとも私と生徒会を運営していくのが嫌…とか?
未だに目線を合わせてくれない三人を目の前に私は不安に覆われてしまった
すると
赤みがかった茶髪の人が口元を手でおさえて
残った手で私を指差し
「その、下着…見えてるよ?」
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