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「確か全寮制で…部屋は…。」 案内書を読みながら二階へと階段を昇ると突き当たりにある部屋に柳沢都とかかれたネームプレートをみて部屋へと入った。
「絶対何かの手違いよね…。」
ぽつりと独り言を言いながら少女は着替えをはじめた。
「ちいと同室の奴ってアンタ?」
突然ノックも無しに少年が顔を出してきた。
一秒後物凄い音と一緒に大柄な少年は少女の強烈な蹴りによって部屋の外へと吹っ飛ばされたのだった。
「…この痴漢野郎が…」
少女が少年の腹へ二度目への蹴りを入れようとした時慌てながら少年に駆け寄ってきた人物がいた。
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