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「それは出来ないな…
何が何でも君には一緒に来てもらう。リージアンは君のアンドロイドなのだから」
「だから❗協力するつもりは無いと言っているだろ💢私も、リージアンも」
これだから政府の人間は嫌いだ。民間人が誰でも喜んで政府の犬になると思ったら大間違いだ💢
「マリア―――
私はお願いに来ているのでは無い…これは命令だ」
「命令だか何だか知らんが聞く気は無い💢」
まったく誕生日だっていうのに気分が悪い💢
「これはアベルも了解している事だ。
我々の軍にはリージアンのような優秀なアンドロイドが必要だ。だから彼は自分の妻を殺した敵のアンドロイドを助け受け入れた。
しかし、アンドロイドは主人の直系にしか仕えない。あまり何度もマインド・コントロールをすると電子頭脳がいかれてしまう。
もともとリージアンは軍の為にあるのだ。アベルの強い要望で君が成人するまでは軍に入れないと言う約束をした」
カイエンは今までにない強い口調で言った。
アベルも余計なことをしてくれた…
「マリア―――
申し訳ありません。私のせいで…
しかし、これは仕方がないことなのです。できることならあなたには関わってほしくなかった…」
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