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リビングに入るなり私は驚いた。
なんだ⁉これはっ‼
テーブルの上には料理の皿がびっしり並べられている。
ロースト・ビーフ
舌平目のムニエル
フォアグラのテリーヌ
ヨークシャー・プディング
エスカルゴのワイン蒸し
デザートは、
クレム・ランヴェルゼ
ザッハ・トルテ
etc…………
?????……
どう考えてもこれが朝飯か?…それとも昼飯?
「今日はマリアの誕生日ですから」
彼はうれしそうに言った。
だからって…💧
時折、リージアンの思考回路に疑問を感じる。普段は『冷静沈着』で私より常識がある。
誰が見ても『天然キャラ』じゃないだろ…💧
でも…………
リージアンのそーゆーとこ
嫌いじゃない…
私はため息をつきながらも、彼の愛情というソースがかけられた肉の塊にフォークをつきたてた。
ジリリリリ…
呼び鈴が鳴った。
リージアンが立ち上がる。
私は塊をほお張りながら、ドアを開け出ていく彼の後ろ姿を見ていた。
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