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自称神と周波数が合致した俺は床に座って、録画した禁書二期のOPを大画面テレビ見ていた。
『ここ!!ここだよ!!吹寄の圧倒的な胸!!絶対神裂よりデカいってwwwwww
w』
『確かにwwwwwwwwそういやニコニコに吹寄の胸揺れだけで作ったOPがあったぞwwwwwww』
『マジか!?ちょ、今見ようぜ!!お前パソ出せよwwwww』
『チッチッチ、甘いな菫……神クラスになるとこういう事が可能なんだぜ!!』
突如、液晶も何も無いはずの空間に映像が映し出される。
『おぉぉぉ!!神スキルパネェwwwww
www』
『これからは私のことは絶対神と呼ぶがいい!!フハハハハハハwwwwww』
その時。
『……ひぐっ』
後ろから女の子が泣いている声がした。
自然と体が硬直する俺達。
恐る恐る振り返ると、そこには涙をぽろぽろ零しながらしゃくりあげているセリムちゃんが立っていた。
『あ……』
『……ひぐ……神様……にお茶を届けに行ったら仕事場にいなくて……ひぐっ……探して見つけたと思ったらおっぱいの大きい女の人の動画見てて……』
なだめようと自称神がセリムちゃんのそばに駆け寄る。
『な、泣くなって……これにはちゃんとした経緯があってな……』
『神様なんて……神様なんて……大嫌いですーーーっ!!』
自称神の懐から顎目掛けて飛び出したアッパーカットは見事に命中し、自称神の体は後ろへ綺麗な放物線を描いた。
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