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学園都市。
東京西部を一気に開発して作り出され、一部を神奈川や埼玉に及ばせながらも東京都の中央3分の1を円形に占める。
総人口は230万人弱、その内の8割は学生で構成されている。
科学技術も進歩しており、都市の外に比べて数十年ぐらい文明が進んでいるらしい。
そして、この都市の象徴とされるのが『超能力』。
記憶術だの暗記術だのという名目で超能力研究、即ち『脳の開発』を行っている。
これらが外へ流出しないよう、警備は厳重である。
交通の遮断に都市を囲む高さ5m厚さ3mの壁、さらには3機の人工衛星が学園都市内を常に監視しているというセコムもびっくりな徹底振りだ。
そだな……とりあえず今いる世界は分かったから今日は何日なのか調べましょうかね。
近くにあったコンビニへ入り、置いてある雑誌を手に取って日付を確認。
「7月14日……てことはまだ夏休み前か。上条さんとインデックスが会う前に転生したわけだな」
さて、日付が分かったことだし何をしよっか……な…………
俺がコンビニの出口へ向かうと、俺のよく知るある一人の女の子が店内へ入ってきた。
「…………御坂だ」
「ん? アンタ誰よ?」
まさに体に電撃が走った瞬間でした。
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