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……え?本物?本物の御坂さんですか?
「……なに人の顔をジロジロ見てんのよ」
いや……でもそっくりさんなだけかも……
「ねえってば」
確認しないと分からないよな、うん。
「アンタ聞いてるの?」
「失礼ですがお嬢さん。短パンを見せていただけますぎゃひィッッ!!」
はい、電撃喰らいますた。
「あっ、あ、あ、あんたっ!!いきなり何!?セクハラ!?」
「ほ……本物だ……」
しっかし電撃強いな。
体中が痙攣しまくってやがる。
だがしかしッ、俺にとっちゃこれしきのダメージは痛気持ち良いに変換可能だぜ!!
一応言っとくが俺は断じてMじゃないからな。
てか、店の中で電撃って危険だろ。
もし周りの機械とかに電撃が流れてたら……
俺の予感は的中。
店内の電気系統の機械が煙を吐きながらブスブス、と焦げている音を出していた。
『原因不明の非常事態発生、原因不明の非常事態発生』
天井の警報機から警報が流れるのを聞いた瞬間、血の気が顔から引くのがはっきりと感じることが出来た。
「とっ……とりあえず逃げんぞ!!」
「……え、えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」
危険を察知した俺は痺れる体を何とか起こして御坂の手を取り、全速力で店の外へ逃げ出した。
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