序章ー始まりの日ー

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あの“神崎” そう記者が聞くと騒がしかった人々がシーンと静まり返った 「聞かなくても、分かるだろ?」 淡々と無表情に言う蝶に人々は息を呑む 「では、失礼する」 そう言った後、記者が何を言っても蝶は何も喋らなかった 蝶は歩き出した 人々は蝶が去っていくのを黙ってみることしか出来なかった これが世界大財閥神崎の1人娘、神崎 蝶の最後の姿だった .
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