柚葉の日常

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短い人生だったなあ 朝目覚めた俺に振り下ろされようとしているボールペン 怪しく微笑む今は高一の妹…… なぜこうなったか説明しよう まあ説明するほどでもないが 俺ははずきに殺されそうになる夢を見てはずきの名前を叫んだ そしたら運悪く起こしにきていたらしき 超スーパーブラコンヤンデレ妹に聞かれてしまい 目が覚めたらこの状態… まあわかってるとは思うが妹はあれからというもの遠慮がなかった 遊びに行くのはもちろんダメ… それどころか遊びにこさせる時はあずきも同行 しかも呼んでいい女の子ははずきと幼なじみだけ… 俺、もう高三なんだけどね…… 彼女いない歴更新しております… 父さん母さんの前ではそんなにべたべたしないが 学校、家、はずきの前関わらずべたべたしてくる 見せつけるみたいに あずきは成長してめちゃくちゃかわいくなった つーか美少女になった 相変わらず目は死んでるし性格も冷ややかだけど俺への愛は半端じゃない… そんなやつ ただ本人はむやみやたらに俺に手をだしたりはしない 多分関係が崩れそうで怖いんだろう… これはこの前はずきに 「どうしてあずきは束縛はするのに手は出さないんだろう?」 と聞いたときのはずきの答えの受け売りだ 実は俺にもよくわかってなかったりもする とか考えているうちにスローモーションでボールペンが腹に刺さろうとしている ……しかし 俺はあずきマスターだ! 「あずき!好きだ!キスしよう!」 ――――ピタ ボールペンが止まる 「え、あ…兄さん……あの…えっと…うん……。」 「目をつぶってくれ…」 妹が目をつぶると俺は全力で下の階にかけおりたimage=388486845.jpg
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