妹が目覚めた日

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俺がもうすぐ三歳になる頃 母さんは俺に言った 「明日あなたはお兄さんになるのよ。」 「お…兄さん?」 馬鹿な俺は意味がわからなかった 「そうよ……ゆずは………あなたに妹ができるの。」 妹という単語ですべてを理解した俺はこう答えた 「妹なんか……いらない」 子供ながらに嫉妬深かった俺はこう答えた 「ふふっ。いつまでそんなこといってられるかしら?」 「……?」 その時は意味がわからなかった俺はただただ首を傾げてだまりこんでしまった ―――バタンッ とゆう音と共にイギリス人の親父が入ってきた 「おい、柚葉。マザーは今大変だから無理させたらだめだ。」 親父はイギリス人とはいえハーフなので日本語ぺらぺらだ ただ、ところどころルー大柴状態なのはご愛嬌 「……うん。」 まだ意味を考えながら頷き親父と共に病室をでた 「柚葉…今日は病院にStayしようka」 「うん。」 親父のおかげでいくらかの単語を理解できた俺はすぐ返事をした 今思えば俺があの頭のいい高校に入れたのも親父のおかげかもしれない その日はそのまま病院に泊まった
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