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あずきはご飯を食べる時に俺があーんしないと絶対食べなかった
なんでかはよくわからないが食べなかった
自分もあーんしてもらうくらいの歳のくせにあーんばかりしていた
他にも夜は俺がいないと眠れないし
俺が幼稚園の入園式の時は俺がいなくなろうとすると泣きだしてしまった
よく考えればあずきとはなれることは今までほとんどなくて初めてあずきの泣き顔をみた
なんやかんやで本当にあずきは俺に関してだけはわがままだった
おかげで幼稚園には中々いけなくて
結局幼稚園はやめてしまった
両親は
「あずきはあんたが好きだからね。まあ…しょうがないでしょ。」
「しかたないYo!」
とまあ…正直てきとーだった
俺はまわりと髪の色が違うからやっぱり馴染めてなかった
だから特に思い入れもないし
一人友達もいたけどその娘は家が隣だからいつでも会えるし…
反抗はしなかった
家にいつも二人でいたから
ご飯は作りはしなくても温めたりはしてた
だから今の料理スキルがあるんだと思うが…
でも最近思う…
……
…………
………………
幼稚園行ってたらもっと友達できたかなぁ…
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