01 -変われないまま-
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「ゴホッ……ゲホッ……いい年で“僕”ってやめてくれますかね……」 咳をしながら 少年は倒れてしまった。 「月が綺麗だ。」 少年は仰向けで大の字をかいて倒れている。 「僕ってのはクセなんだよ、気にするな。」 男も吸いおわったタバコを下に落とし片足で踏み潰し 空を見上げた。 幸い月は 雲がかかっておらず とても綺麗だった。
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