02 -日常or非日常?-

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「えっ…と神田修治くんだ。」 担任から 男の名前がわかった。 ───神田修治くんか…… 彼女の頭のなかは 今、神田修治という言葉でうめつくされている。 “かっこいいね。” 女の中で 女に語り掛ける声がした。 ───黙れ。 女は静かに その声に 命令した。 “ん、もぉ……つまんないんだからぁ” 声は そういって女の奥深くに消えていった。
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