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グサリ
少年は目を大きく見開いた。
「ごめん。痛かった?」
「不意打ちですか。どこまで卑怯なんだか。」
後ろから少年に刺さった刃は背中から腹へ
貫通していた。
そこから漏れだす──溢れだす血。
「卑怯とはヒドイなぁ、僕はただ君を調べたいだけ。」
「ははっ、調べる……痛いことはやめてくださいよ。」
「痛いこと?ちょっとちょっと……冗談言わないでよ。」
少年を刺した男は
満足そうな笑みを浮かべた。
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