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白銀と修治はほんの二週間前に出会った。
出会った───出会ってしまった。
『なんだよ……こいつ。』
・・・・
獣の人間。
白銀は狼男のような人間だった。
その中で
なにがあり、
なにをつかみ、
なにを捨てたのか
修治の心はどれだけヅタボロになり、
白銀の体がどれだけ傷ついたのか。
修治は
一瞬、その記憶を思い出し、拳を強く握った。
───あんな事、もう御免だ。
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