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グレース
「そういうあなたは誰?」
中里
「あ、俺ですか?
俺は中里ハヤテ。今日からこの病院で働かせてもらいます。」
グレース
「そう。よろしく。」
そう言って手を差し出して来たグレースさん。
見た目はロリなのに落ち着いた物腰です。先程の見た目だけ大人の院長様もこれくらい・・・・いや、やめよう、突然出てきて殺される希ガス。
中里
「そういえば、ここどこですか、ベッドあるから診療所ですか?」
診療所にしてはなんかカルタとか少ないですし。まぁもし診療所だったら仕事の邪魔でしか無いじゃないてすか。
グレース
「ここは休憩室。皆よくサボりに来る部屋ね。私もだけど」
ほんのり笑っているグレースさんにかかる夕焼けが凄く・・・・眩しいです。
あれ、夕焼け?
俺朝から出勤してた気がするんですが・・・・
中里
「えっと・・・・グレースさん、あの俺、廊下で鬼畜女に殴られてからの記憶が無い気がするんですが病気ですか?」
グレース
「大丈夫、意識が無かっただけ。」
中里
「あぁ、なら安心ですね・・・・
ってんな訳ねぇぇぇですよっっ!」
なんですかあの狂暴女は!
俺の初出勤は半日意識がとんでましたっておかしいですよね!?
・・・・でも半日意識が飛んでたわりには体が痛くないです。
まさか、まさかね、いや、あの狂暴女が俺のために治療?
痛み止めとか睡眠薬とかエピネフリンとか青酸カリとか・・・・
いや普通にグレースさんが治療してくれたんですねきっと
中里
「いやぁ、グレースさん治療してくれて感謝です!
不思議と痛みもありませんよ。」
グレース
「当たり前、私の回復魔法は天下一」
中里
「はい?」
グレース
「なに?」
中里
「いやぁ、魔法って聞こえたんですけど・・・・マカオの聞き間違いですね。」
グレース
「・・・・? 魔法だけど」
中里
「え、マホウ・・・・・・?
・・・・・・首を傾げる姿が可愛いですね」
グレース
「あ、え、えへへ///」
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