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翌日の見廻り。
原田は絶対に気まずいよなーなんて心配をしていたが、何てことはなく。
昨日の夜のことは嘘だったんじゃないか、と疑ってしまうほど、峯岸はいつもの通り無表情でぼーっとしていた。
「なぁ、峯岸はいつも…ああなのか?」
「ああ…とは?」
見廻り中、近くにいた隊士に峯岸のことを聞いてみた。
「だから、いつもあんな風にぼーっとしてるのか?」
「さぁ…多分そうだと思いますけど…」
「多分?」
その隊士曰く、峯岸はまだ隊に馴染めていないらしい。
馴染めていないと言うよりは、一人でいることを好んでいるように見える、とのこと。
だから皆、峯岸のことを注意して見ている人物など、いないのだ。
「…あ、そういえば」
何か思い出したらしい。
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