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「美咲、後は校長先生が何とかしてくれると思うからここでいいよ。案内してくれてありがとう。それじゃ」
「う、うん!……行っちゃった。大丈夫かなお兄……」
「美咲は心配性だなぁ~。想くんが大好きなんだね♪」
美咲は木下さんに恥ずかしそうに怒っているのが見える。…婆ちゃんが僕に声を掛けてきた。
「おはよう想ちゃん。櫻の杜学園へようこそ。美咲ちゃんと一緒に来たのね?」
「ば…いや、校長先生!!ここは学校です!!【ちゃん】は辞めて下さい!!…美咲に櫻の杜学園まで案内してもらいました。バスに乗るだけだったけど……」
勘弁してよ……近くに人がいなくて良かったけど…。
「あらあら…それもそうね?ゴホン…間守 想くん、今から校長室に行きます。私に着いてきて下さい」
「えっ…あ…は、はい!!」
突然態度が変わったので、僕は驚いた。とりあえず、僕は婆ちゃんに着いていく。
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