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「見て…例の転校生よ？」
「ホントだ…何年生かな」
「さぁ～？行きましょ？」
周りから視線が感じる…｡きっと僕の噂をしているのだろう｡…また緊張してきた｡
「こ､校長先生…櫻の杜学園の生徒達は僕が校長先生の孫という事は知っているのですか？」
「いいえ､私は男の子の転校生が来ますとしか言っていませんよ…フフッ」
そ､そんな…婆ちゃんは一体何を考えてるんだ…｡僕は玄関に着いた｡周りには女の子が沢山…うわわ｡
「貴方のロッカーです｡忘れないよう覚えておくように」
「わわ､分かりました…」
僕はロッカーに入っている内履を取り､履いてきた靴をロッカーの中に入れ､内履に履き替えた｡
「あっ？見てみて美奈!例の転校生だよ!!」
「ほえ？…優子ちゃん､転校生くんいないよ？」
「ボケェ～としすぎ!!もう行っちゃったよ」
一瞬しか見えなかったけど､あの二人…確か生徒リストに載っていた女の子だ｡
画:出席番号１番/秋元 美奈
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