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「間守 想くん、ココが校長室です。中へ入ってください」
「わか…分かりました」
落ち着け…校長室は安全地帯だ!!周りに女の子はいない…だから落ち着け!!……よし。僕は婆ちゃんに続いて、校長室に入った。
「改めて…想ちゃん、櫻の杜学園へようこそ。周りの女の子達はどうだった?」
「……女の子が沢山いて驚いたよ。女子校だから当たり前だけどね…。婆ちゃん、もう一度聞くけど…何で僕をこの学校に転校させたのさ!?」
前に聞いても教えてくれなかった。だから、この場でハッキリと聞きたい。僕はどうしてこの学校に転校させたのか。
「想ちゃん……どうしても知りたいかい?」
「知りたい!!」
婆ちゃんは校長専用の椅子に座った。そして、真剣な表情で僕を見て言ってきた。
「……いいでしょう。私が何故、想ちゃんを櫻の杜学園へ転校させたのか…それは『恋』をする為です」
な…なんだって?ぼ…僕がこ、恋をする為だって!?どどどどどどどうして僕が恋を!?
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