424人が本棚に入れています
本棚に追加
「早速ですが、二年四組に行きましょう。間守くん、私に着いてきてください。校長先生、失礼しました」
「あっ…し、失礼しました!!」
僕は雨宮先生と一緒に校長室から出た。いよいよ本番…心臓が爆発しそうだ…。
「ふぅ~…怖かったぁ~」
「え…えっ?」
「あぁ~ゴメンゴメン!私、校長が苦手なのよねぇ~」
いきなり態度が変わった!?あんなに冷静な人だったのに…婆ちゃんは櫻の杜学園の人達にどう思われているんだろう?
「間守くん、改めて私から自己紹介させて貰うわね?私は雨宮 佳奈子、二年四組の担任であり、テンションバリバリ高めの先生よん」
「ここ…ここで、じこ…自己紹介ですか!?あ、あの…間守 想です。よろしくお願いします!!」
な、なんて明るい先生だ…半分元気を分けて欲しいくらいだよ。
「おやおやぁ~?緊張しているのかな?スマイルスマイル!!可愛い女の子達が待ってるわよ!」
「まま、待っている!?あわわ…心の準備が…すみません…」
なんて情けない男だろう…。こんな様子じゃ…申し訳ないよ…。
最初のコメントを投稿しよう!