序章

3/6
前へ
/52ページ
次へ
男の顔は強張り、いつしか走るのを止めていた。 男はゆっくりとケータイを開いた。 画面には新着メール一件と書かれていた。 男は汗を手で拭い、メールを見た。 「残念ながら任務は不成功のようですね。 賞金の800万円は没収させていただきます。 それと…」 男はその先を読んだ途端、膝から崩れ落ちた。 「約束通り死んで頂きます。」
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加