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「出てこい。いるのだろう?お前達に捕獲命令がでている。」
まさか、たまたま助けた相手に捕獲命令がでているとは夢にも思わなかった。
零は家の扉を開きカリヤと対峙した。
「やっぱりあんたもあの兵士達と同じ・・・」
「しかたないのだ。これは命令だからな。零。いや、ロリコンというべきか?」
「だからロリコンじゃねぇ!本当の名が零なんだよ!」
「そんなことはどうでもいい。聞いたぞ?君の後ろに隠れているその少女。助けるために崖を飛び降りたと。そんな事をしてまでも少女を守ろうとした。今私が君を捕えれば君の覚悟は無駄になる。」
カリヤは自分の両手に装着されているガントレットを刀に『変換』させる。
「その少女を置いてゆけ。君ならまだ逃がせてやれる。」
「悪いが無理だな。そんな事したら、俺の人道に反するからな。パージャは俺が守ると決めたんだ!だから必ず守る!」
カリヤはそんな零を見てフフッと笑った。
「それが君の覚悟というわけか。ならば君が正しいというならば私を倒してみせろ!」
カリヤは片方の刀を零に投げてよこす。
「安心しろ。これ以外に魔法は使わない。私に勝ったら君達を見逃すが君が負けたら・・」
「おとなしく捕まるさ。」
カリヤが投げてよこした刀を拾い刀を構える。
「後悔はないか?」
「ああ。上等だよ!」
互いに一気に距離を詰め刀を交えた。
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