序章

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目覚ましがなる。 ジリリ!ジリリ! 煩わしい音を止める。 ガチャ! 朝だ。 まだ生きてる。 死んでない。 当たり前か。 僕は、世界を再確認して起き上がった。 「………今日から大学生か。」 ポツリと誰もいない部屋で呟く。 何もない部屋。 本当に何もない。 あるのは現在寝ている布団。 キッチン。 机。 歯磨きセット。 筆記用具。 冷蔵庫。 以上 計7つ それに僕が1人。 流石に携帯電話が無くてはと思いだす今日この頃である。 「まあ、持ってても誰からも連絡なんてこないけど。」 なんてことを言いながら大学に行くための準備をしていく。 田舎から都会に出てきて早3ヶ月。
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