家族の土曜日(朝)

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?「おはよ~鈴」 安心してぼんやりしたところに 明るく声をかけられる 声の方向を向くと 両手に器用に二つずつ ヨーグルトの入った皿をもった 性別不詳の絶世の麗人が 微笑を浮かべて立っていた この器用な美人さんは 私の大切な家族の姫宮 智笑 鈴「おはよ、智笑」 私も明るく挨拶を返す 智笑は微笑みながら 皿をテーブルに下ろし 自然な動作で私を抱き締めた 私も優しく抱き締め返す そして唇を合わせる 触れるだけのキス すぐに口を離しもう一度 今度は少し深く長いキス お互いの唇をついばむように 手を合わせ指を絡める 身体を押しつけるように密着 私の幸せな甘い時間 長いようで短いひと時 ようやく唇を離す 最後にもう一度だけ 軽く唇を触れ合わせると コツンと額を合わせ 智「大好きだよ」 鈴「私も…」 囁きあう… 大切な家族であり 最愛の恋人でもある 智笑と私の甘いラブシーン 毎朝恒例の行事だけど 何回しても幸せが うすれることがなくて 日を重ねるごとに更に強く 大切になっていってる気がする
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