一歩前に…

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一歩前に…

私はいつも通り、ベッドで寝ていると私の指からスルッと勇太くんからもらった指輪が床に落ちた………。 私はボーッとしながらその指輪を拾った。 しかしその指輪の裏には文字が刻み込まれていた。 私はその瞬間に涙がどっと流れ溢れ出した。 「勇太くん……ありがとう……」 そう呟きながら……… その後、洗顔をして鏡の中の自分に微笑みかけた。 勇太くんが一番愛してくれた顔…… そしてその後朝食の時間がやって来る。 いつもならすぐさげてもらうか布団にもぐり、ボーッしていただけの時間だ。 でも 私はその食事を食べた。 全完食だ。 看護師さん達は驚くが私は「涙がかれちゃったんだ」そう言ってごまかしていた……。
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