56人が本棚に入れています
本棚に追加
/176ページ
騒ぎ立てる音に気づき、俺は突然目をぱっと開けた。
目覚まし時計が鳴っていた。今は8時。
顔色が冷めていくのが自分でも分かる。
そう寝坊である。
「昨日目覚まし時計ちゃんとセッティングしておいたのに何で鳴らないんだよ!結局いつもと同じかよ……」
ここにまさかの夢オチというような期待は全くないのが悲しい現実である。
俺の朝がいつものように始まる。
「早く学校にいかないと!」
俺はベッドから跳ね起きる。
幸いにも登校の支度と宿題予習その他は済んでいた。
服を脱いだところで8時1分。
「やべえ!あと1分!」
最初のコメントを投稿しよう!