序章:終わりにして始まり

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…目…めよ……れし…も…の…   (なんでござる?この声は?)   …お……には……を…試……せて…もら…   (お主は……何者でござる!)   …我は……を……である… ?「くああ……よく寝たでござる」   窓から刺す日差しで目を覚ます一人の男 布団の横には立派な赤き防具と巨大なハンマーが置かれている   ?「タカ~!早く起きなさいよ!」   台所の方からの声が聞こえる   タカ「わかったでござるよ!バレリア姉!」   このココット村に住んでいる二人の姉弟のハンター・タカマルとバレリア二人は仲間と共に先の〈老山龍討伐〉ですっかり英雄扱いになっていたがそんなことを気にもせずに今でも気ままに狩りをしている バレ「まったくもっと早く起きれないの!」 バレリアは自分で作った朝食を食べ終わり片づけていた タカ「いやぁ努力はしているのでござるが」   氷結晶内蔵型冷蔵庫から牛乳を取り出す タカ「んぐっんぐ……ぷっはぁ!うまいでござる!」 バレ「はぁ…」 バレリアがため息をついて首を振る   タカ「どうしたでござるか?姉貴」 牛乳を元の場所に戻しながらタカマルは聞いた
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