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シグレ「ナティ姉さん!」
サスケ「ご主人様!」
しぐれとサスケが呼ぶ声にタカマルも皆の元に行く
タカ「ナティ殿!今…っ!」
タカマルは傷を見た時に確信してしまった
彼女は、もう助からない…
タカ「……すまぬ、ナティ殿…」
ナティ「気に…しないで…あなたの…せい…じゃ…うっ!」
シグレ「ナティ姉さん!死んじゃダメ!」
止まらない涙を拭いながらしぐれが言う
ナティ「しぐれ…ごめん、ね…最後まで…いられ…なくて…」
シグレ「何で謝るの…お願いだから生きて!」
しぐれはナティの手を強く握る
ナティ「サスケ…しぐれの側に、いてあげて…」
サスケ「ご、ごじゅじんざま~」
涙でくしゃくしゃになっている顔で呼ぶ
そしてタカマルの方を見て
ナティ「こんなことを…言うのは…ハァ…変だと…思うけど…」
弱々しい口調で彼女は言った
ナティ「ハァ…しぐれを…あなたの…住むところに…行かせて…お願い…」
タカ「…承知いたした」
ナティ「ごめんなさいね…」
ナティはしぐれとサスケの方に向き直し
ナティ「しぐれ……サスケ……ありがとう…そして……愛しているわ…」
それが彼女の二人に伝える最後の言葉だった…
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