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「そ、そんなの認めねーぞ! 殺し合わなきゃ良いじゃねーか!」
『手紙を良く読まなかったのですか、高梨様? ルールに書いてありましたよね、【途中危険は認められません】と!」
「それがどうしたってんだよ!」
『まだ分かりませんか? 途中危険、つまり途中で放棄した場合も同じで、Death baseball協会からそれ相当の罰を受けることになります!』
「罰って・・・?」
『首斬りの刑や八つ裂きの刑、失血死の刑などですね! まれに死なない罰もありますよ、轟様!』
「そんな・・・!」
自分達にはもう逃げ道すらないのか!
『罰についても分かってもらえたところで、控え室に戻って仮眠をとってください! ゲームは明日の午後7時試合開始です! それまでの時間は練習するなり、作戦を立てるなり自由とします! それでは、明日見るも無惨なゲームを楽しみにしております!』
ガガッ ザ~
「行ったか?」
「みたいだな!」
「なぁ、宜也どうする?」
「とりあえず今日はもう寝て、明日作戦を練ろう!」
「分かった!」
「それじゃおやすみ!」
「あぁ、おやすみ!」
「それにしても明日俺達はどうなるんだろう?」
みんなは疲れからか直ぐさま寝てしまったが、俺は不安からか寝付けずにいた!
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