失った猫は、ただ

6/19
189人が本棚に入れています
本棚に追加
/106ページ
すると、チェシャ猫は 悲しそうな 嬉しそうな 複雑な表情で真珠に 笑いかけました。 「 僕もこんなことする自分が理解できない 」 「 じゃぁなぜ…… 」 真珠がそう問いかけると チェシャ猫は 言いました。 「 さっき言ったとおり、この子は必要な存在なんだ 」 チェシャ猫は 真珠が力を緩めたので 手をひきました。
/106ページ

最初のコメントを投稿しよう!