第一章 異変

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この村では人殺しが承認、いや、黙認されている。 なぜなら殺しを頼んだ人が例外無く消えてしまい、裁こうと思っても裁けないからである。 ただ、過去に一度この状況をどうにかしようと隣の町から機動隊引き連れて例の神社に行ったことがあるらしい。 そしてそこに死神は現れた。 機動隊の任務は死神の排除。 なので彼らは死神に向けて容赦無く発砲。 しかし銃は死神には通用せず、全員死神が持っていた刀で八つ裂きにされたらしい。 死神が機動隊を皆殺しにしたなどとニュースに出来るハズもなく、この事件が世間に知られる事は無かった。 しっているのはこの村の住人だけである。
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