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理解不能、意味不明、そして場違いな嘘。
翔の頭は疑問符で埋め尽くされた。
【ぶははっ、ナイスツッコミっす!では改めて説明します!
貴方は先程死亡しました。これは分かりますか?】
翔は先程の記憶を思い出していたので、否定できなかった。
「はい……」
【理解が早くて何よりです。では次に、実は私は天使です。これは分かりますか?】
「はい?」
【ワォ!貴方、意外と理解力ありますよ!
長所じゃないですかー!】
「いや、今のは……」
翔がツッコむ前に少女が喋り出す。
【ここからが重要です。
まず私は下位の天使、座天使に属してます。特性は意識の支配を有しておりまして、これにより……】
「ちょ、ちょっと待って!!分かんないよ!!」
【そうですか?】
「それにまだ君の名前も聞いてないし!」
翔にそう言われて少女はワォと声を漏らした。
【これは失礼。では、名乗らせて頂きます】
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