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【順を追って話しましょう。まず私は天使です。分かりますか?】
少女の問いに翔は困った。
翔にはどこからどう見ても普通の女の子にしか見えなかった。
【信じられませんか?では耳を閉じてみて下さい】
翔は言われた通りに両手で耳を閉じた。
【どうです、聴こえるでしょう?私達天使は脳に直接喋り掛けるので、間の障害物は無意味なんです!】
確かに、こんな事人間には出来ない。
翔は何とか自分を納得させた。
【では次に、私は天使の中でも下位の座天使に属してます。あ、でも今人間界にいる天使は全員座天使ですけどね】
「…ちょっと待って!全員って、天使って何人もいるの!?」
【はい。神界に行ったらそりゃもう、うじゃうじゃと。
ま、これについては追い追い話しますね】
「何かもう謎だらけだ……」
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