11人が本棚に入れています
本棚に追加
「いらないっ!!」
そう叫んでから少年は荒々しくドアを開けた。
「朝から腹立つな~」
何だか今日は嫌な一日になりそうだ……。
そんな予感を胸に少年がドアを閉めたとき、少年の耳に大きなアクセル音が響いた。
バンッ!!
激しい衝撃を感じたと思った直後、少年の身体は宙に浮いていた。
………あれ?
何だ、これ?
何で……、空が…
どん!
再び大きな衝撃が少年の身体に襲い掛かったとき、少年の視界はコンクリートの地面だけを捉えていた。
あ………れ…?
何だか…身体が…冷たいな…?
あ………、ちょっと……
…眠い……か、も…………
最初のコメントを投稿しよう!