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「……今日もやることがねぇな。」
勝田は今日も退屈していた。
昨日と同じように、テレビをつけた。
「昨日、夜散歩をしていた人が道端で突然倒れ、意識不明の重体だそうです。」
「可愛そうに。心臓発作でも起こしたんだろうか。」
「……次のニュースです。昨夜から謎の爆発音がしていると、住民達が爆発による騒音で迷惑しています。今のところ、爆発の原因はわからないそうです。」
「騒音は迷惑だよな……。ってあれ?今写ってた町ってこの町じゃなかったか?………いや、気のせいか。」
「みんな、ちょっと集まってくれ。」
不意に署長の声が響いた。
「………さて、突然集まってもらってすまない。実は、最近この町で爆発のような大きな音がしているそうだ。とは言っても、ここからは離れた場所らしいから、こっちまでは聞こえないと思うがな。そこでだ、今からその区域をパトロールしてきてほしい。何でもいいから情報を集めてきてくれ。」
「はい!!」
(……さっきのは気のせいじゃないみたいだな。)
勝田はすぐに出発した。
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