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「はぁーっ……何か最近署長に怒られてばっかだな……」
夕方、署からの帰り道、秀一は1人溜め息交じりの声で呟いた。
「俺みたいなヘマばっかする人間がいるから、ああいう不名誉な事が起きて署長に怒r「カナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナ・・・」………うるせー!!」
秀一は人の悩みなど気にせずに鳴いたヒグラシに大して腹を立てたのか、鳴いていたヒグラシがいたであろう、近くにあった木を蹴飛ばした。
さっきまで鳴いていたヒグラシはどこかへ飛んでいった。ヒグラシの鳴き声は止み、辺りには静寂が戻った。
秀一はそのまま、自分の家へ帰っていった。
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