1人が本棚に入れています
本棚に追加
それ以来、秀一は自分の大事な家族の命を奪った生物を恨むようになった。
さて、秀一は風呂から上がり、夕食の準備をしていた。現在は一人暮らし。だから家事も1人で全部やっている。
「そういえば、昨日隣の家から団子もらったから、食ってみるとするか。えーと、たしかこの辺に置いたかな………お、あった」
だが、彼はその団子を口にしなかった。なぜなら、その団子はアリにたかられていたからだ。
「あー最悪。こんなとこに置いた俺もあれだけど、どうしてアリはすぐたかるんだろうか…。とりあえず、処理しないと。」
秀一はだんごを処理し終えたあと、普段通り夕食を作り、食べた。
そのあと、もう寝たくなったのか、秀一は布団を敷くために、押し入れを開いた。扉を開いたその瞬間、中からクモが出てきた。
「うわっ、またかよ……」
そんなことを嘆きながら秀一はクモをスプレーを使って殺してしまった。その後は何事もなく、秀一は布団に潜った。
「はぁ……何か今日はあんまりな日だったなぁ………どうして人間に支障のあるような生物が世の中にはこんなにたくさんいるんだろうか。」
そう呟いて、勝田は眠りについた。
最初のコメントを投稿しよう!