この恋を何と名付けようか

貴方は意地悪だから。

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卒業式が終わった。
胸元のピンクの花飾りを見ていると変な感じがする。
式が終わって、今は最後のHRの最中である。泣いている生徒もいるなかで、俺はといえばせんせーの事ばかり考えていた。我ながら呆れる。
あきらめろよいい加減、て感じ。

「写真撮ろうぜ！」

クラスの誰かがそう言うと、みんながやがやと立ち上がって集まり始めた。あ、これ、行くべきなのか。
のろのろと椅子から立ち上がる。

「はい、チーズ！」

自分は心から笑えただろうか。