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恭介くんとハルヒコは教室に嵐のように走っていった。
長門さんは気が付いたら居なくなった。
「「……」」
き、気まずい…
「あの…」
「え、何?」
「にゃんで眼帯してるんですか?」
「…ぁあ、ちょっとね。」
少し暗くなる私。
「ゴメンね。余り言いたくないから…」
「あ、いえ。」
「ミィからも質問していいかな?」
「あ、良いですよ。」
「私も神様って、どういう事なの?」
チラッと聞こえた独り言について聞いてみた。
「ニャハハハ、聞こえてましたか。」
「タメで良いよ。ミィ、そういうの好かないから。」
私はそう言いながら近くの椅子に座った。
「そう?クス、私と同じだね。」
そう笑いながら言い、中子は椅子に座った。
「私がと言うより前世がって感じなの。」
「前世が?」
こっちもそういう世界の住人なわけね。
「そっ、天候を司る神様。そのせいか良く天気変わるの嬉しい時は晴れて、悲しい時は雨が降り、暗い時は曇り、怒ったら雷が鳴るの。」
「凄いね。それ。」
やば、嫌な汗出てきた。
「そういえばさっき巫女って言ってたけど…」
「実家が神社なの正月にそこで巫女装束で舞ってるの。」
何か感心したような顔で私を見る中子。
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